

直管マフラーの雄叫び サンビーム・アルパイン・ラリー(2)
高品質なモデルを安価に提供したサンビーム・タルボ。ラリーで得た知見を量産車へと反映し、流線型ボディがイメージを高めました。今回は、細部まで忠実にレストアされたサンビーム・アルパイン(1955年式)をご紹介します。
誇らしいバンパーのナンバープレート
オーナーのジョナサン・ブレイム氏は、「このサンビーム・アルパインが現存するのは、アルペン・ラリーへ出場しなかったからでしょう」と語ります。彼はこの車を酷使しており、トランスミッションのリビルドは3回目とのこと。エンジンは頑丈ですが、トランスミッションが弱点です。すべてのギアでオーバードライブが選べるこの車は、コラムシフトがオリジナルのまま残っています。
持久戦へ備えた内容 細部までオリジナルへ忠実
サンビーム・アルパインの4気筒エンジンは、ルーツ・グループの別ブランド、ハンバー由来です。ゼニス社製キャブレターを覆うエアクリーナーは不自然に小さく、ホワイトのオイルレベルゲージが目立ちます。バルクヘッドの高い位置にはプラスアースのバッテリーが搭載されています。ブレイム氏によると、エンジンはチューニングに対する許容力が高く、過去にはツインキャブレターも試されたそうですが、高地ではバランスが不安定だったようです。
アイボリーのスイッチが並ぶ華やかな内装
サンビーム・アルパインのボディデザインは、ボンネットが長く、テールは先細り。そして、フロントフェンダーのラインが滑らかにボディへ消えていきます。内装にはホワイトのステアリングホイールと、アイボリーのスイッチが華やかに並びます。ブレイム氏は、「当時のマシンは、できる限りのスペアパーツを載せて走りました。アルペン・ラリーでは外部の支援を受けることが許可されていなかったので」と説明しています。
燃焼音が轟くストレート状態のマフラー
このサンビーム・アルパインは、直管マフラーにより特有の燃焼音が響き渡ります。量産車へ反映された勝利の知見は、アルパイン・ラリーにおける歴代のサンビームたちの成果でもあります。ブレイム氏は、年間4000kmをこの車で過ごしているそうです。
今とまったく違う世界観だった1950年代
1950年代の自動車文化は、現代とはまったく異なる世界観を持っていました。サンビーム・アルパインの存在は、当時のラリースポーツにおける技術革新と情熱を象徴しています。
(AI生成による再構成)
出典元: 自動車専門メディア
